『避雷針』はみなさんご存知ですよね。
建物の屋上に、天高く突き上げるように設置されている金属の棒です。
先日はそんな避雷針の設置を行いました。
さて、この避雷針ですが、みなさんはどうやって電気を地面に逃がしているのかご存知ですか?
「高い場所に落雷がある」と言われるように、避雷針が設置されるのはいずれも高い場所です。
今回施工したマンションしかり、屋上に設置されますね。
高いところの方が雲に近いので、避雷針に雷が落ちやすくなります。結果、避雷針の周辺では地上に雷が落ちにくくなる、という原理です。
落雷した雷の電気は、避雷針から導線を通り、地面に埋めてある銅などの金属棒の電極に向けて流れていきます。
これが地面に電気が逃される仕組みです。
しかし注意しておきたいのは、避雷針があるからといって安心はできないということ。
避雷針で守られる範囲は、下方60度くらいに限られます。
雷が鳴り始めたら、ちゃんと建物の中に避難しましょうね!